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不動産投資コラム

不動産投資おすすめの始め方|初心者が失敗しないための完全ガイド

不動産投資に興味はあるものの、「何から始めればいいのか分からない」「自分に合った物件や会社の選び方が分からない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

不動産投資は、家賃収入による安定した収益や、将来の資産形成を目指せる投資方法として注目されています。

本記事では、不動産投資の基礎知識から、初心者におすすめの物件タイプ、不動産会社の選び方、注意すべきリスクまで、投資を始める前に押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。これから不動産投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事でわかること

  • 初心者に向いている不動産投資の物件タイプと、それぞれのメリット・注意点
  • 失敗しない不動産会社の選び方と、契約前に確認すべきポイント
  • 不動産投資で想定される代表的なリスクと、その対策方法

初心者におすすめの不動産投資とは

不動産投資とは、マンションやアパートなどの不動産を購入し、入居者に貸し出すことで家賃収入を得る投資方法です。株式投資やFXと比べて日々の価格変動を頻繁にチェックする必要が少なく、管理会社に運用を委託すれば本業と両立しやすい点が特徴です。区分マンションなど比較的少額から始められる物件もあり、知識や経験が少ない方でも将来の資産形成や副収入を目的に検討しやすい投資方法です。

ただし、物件を購入すれば必ず収益が得られるわけではなく、空室や金利上昇などのリスクを踏まえた計画が必要です。詳しくは後述の「不動産投資のリスクと対策」で解説します。

不動産投資を始める前に知っておきたい基礎知識

不動産投資を始める前に、「何のために投資するのか」「どのように収益を得るのか」「どの程度の資金が必要なのか」を理解しておくことが大切です。この3点を押さえておくことで、物件選びや会社選びの基準がぶれにくくなります。

投資目的を明確にする

目的によって、適した物件や必要な資金、ローンの組み方、保有期間などが変わります。

目的別の考え方は次のとおりです。

  • 本業以外の収入を得たい:毎月のキャッシュフローを重視した物件選びが有効です。
  • 将来の資産形成が目的:賃貸需要に加え、資産価値や売却のしやすさも確認しましょう。
  • 老後の生活資金を準備したい:長期的に安定した家賃収入を得られる物件を選ぶことが重要です。
  • 節税や相続対策が目的:税金の軽減だけで判断せず、物件の収益性やリスクも含めて総合的に検討することが大切です。

目的が決まったら、「毎月いくらの収入を得たいのか」「何年程度保有するのか」など、具体的な目標を設定しましょう。

不動産投資の収益の仕組み

不動産投資の収益は、「家賃収入(インカムゲイン)」と「売却益(キャピタルゲイン)」の2つがあります。

家賃収入は、入居者から毎月受け取る賃料です。ただし、管理費や修繕費、固定資産税などの維持費がかかるため、家賃収入がそのまま利益になるわけではありません。

一方、売却益は、購入した価格より高く売却できた場合に得られる利益です。ただし、不動産価格は市場環境などによって変動するため、売却時に損失が発生する可能性もあります。価格下落リスクについては、後述の「価格下落リスク・出口戦略」で詳しく解説します。

不動産投資に必要な資金とローン

不動産投資では、物件価格だけでなく、購入時の諸費用や購入後の維持費も考慮した資金計画が必要です。

購入時には仲介手数料や登記費用、保険料などがかかります。購入後も固定資産税や管理費、修繕費などの支出が継続するため、物件価格だけで判断しないことが大切です。

また、自己資金に加えて不動産投資ローンを利用することもできます。ただし、借入額が大きいほど返済負担も増えるため、空室や家賃下落が起きても無理なく返済できる金額を基準に借入額を設定しましょう。

初心者におすすめの物件タイプ

現物不動産投資では、物件タイプによって購入価格や入居者層、必要な管理、空室時の影響が異なります。価格や想定利回りだけで判断せず、賃貸需要、毎月の収支、修繕費、売却のしやすさなどを比較することが大切です。

区分マンション

区分マンション投資は、マンションを1室単位で購入し、入居者に貸し出す方法です。一棟物件と比べて購入価格を抑えやすく、初めて現物不動産を購入する方でも検討しやすい選択肢です。

共用部分は管理組合が管理するため、オーナーが建物全体を直接管理する必要はありません。ただし、管理費や修繕積立金の負担があるほか、1室のみを所有する場合はその部屋が空室になると家賃収入がゼロになる点に注意が必要です。

都心部や駅近のワンルームマンションは単身者の賃貸需要が見込みやすい一方、最寄り駅からの距離や周辺環境、競合物件も確認し、空室リスクを踏まえた資金計画を立てましょう。

一棟物件

一棟物件への投資は、マンションやアパートを建物単位で購入し、複数の部屋から家賃収入を得る方法です。複数の入居者から収入を得られるため、1室が空室になった際の影響を分散しやすい点が特徴です。ただし、立地や築年数、入居者需要によって収益性は変わるため、部屋数の多さがそのまま収益の安定につながるわけではありません。

一方で、物件価格が高くなりやすく、購入時により多くの自己資金や融資が必要になるほか、建物全体の修繕や設備管理などオーナーの負担も増えます。投資額の大きさを踏まえ、将来の修繕費や空室期間も含めた収支計画を慎重に確認しましょう。

少額から始められる不動産投資(J-REIT・クラウドファンディング)

まとまった資金を用意するのが難しい場合は、J-REITや不動産クラウドファンディングなど、少額から不動産に間接的に投資する方法もあります。証券会社を通じて売買できるJ-REITや、事業者に資金を預ける不動産クラウドファンディングは始めやすい一方、価格変動や元本割れのリスクがあり、運用期間や条件も商品によって異なります。

これらは現物不動産を所有する投資ではないため、融資を活用した資産拡大はできません。長期的な資産形成を目指すのであれば、現物不動産投資が本命の選択肢です。少額投資はあくまで不動産投資を学ぶ「入り口」として捉え、資金や目的に応じて現物不動産投資へのステップアップも検討してみてください。

初心者におすすめの不動産会社の選び方

不動産投資を成功させるには、物件選びと同じくらい、どの不動産会社に相談するかが重要です。物件の魅力だけを強調する会社ではなく、リスクや購入後の費用まで丁寧に説明してくれる会社を選びましょう。

会社の実績を確認する

投資用物件の販売件数に加え、購入後の賃貸管理をどの程度行っているのか、どのような物件を取り扱っているのかを確認しましょう。会社の所在地や宅地建物取引業の免許情報も確認しておくと安心です。免許事業者の情報は、国土交通省や都道府県などの免許行政庁から確認できます。

ただし、実績や知名度だけで投資先を決めるのは避けましょう。実績豊富な会社であっても、紹介される物件が自分の目的や資金計画に合っているとは限りません。担当者が自分に合った物件を提案してくれるかという視点も大切です。

担当者の対応を確認する

質問に対して分かりやすく説明してくれるか、メリットだけでなくリスクについてもきちんと説明してくれるかを確認しましょう。収益シミュレーションを提示された場合は、家賃収入に加え、ローン返済や管理費、修繕費、税金などの支出がどのように織り込まれているかも確認します。

契約を急かしたり、断った後もしつこく勧誘したりする会社には注意が必要です。国土交通省も、投資用マンションなどの取引において、長時間の電話勧誘など相手を困惑させる勧誘行為を禁止していると案内しています。

管理・アフターサポートを確認する

不動産投資は購入した時点で終わりではありません。入居者募集や家賃回収、設備故障への対応、退去時の原状回復など、購入後もさまざまな管理業務が発生します。賃貸管理をどこまで任せられるのか、管理手数料はいくらか、修繕時の対応も事前に確認しましょう。

売却やローン、税務に関する相談など、購入後に受けられるサポートも会社によって異なります。追加費用の有無や契約期間、解約条件もあわせて確認しておくと安心です。

サブリースなどのサービス内容を確認する

物件を一括で借り上げて転貸するサブリース契約を提供する会社もあります。管理の手間を軽減できる一方で、契約内容によっては家賃の見直しや契約解除が行われる可能性があるため、注意が必要です。

「家賃保証があるから安心」と考えず、保証家賃の金額や改定条件、契約期間、解約条件、修繕費用の負担などを事前に確認しましょう。国土交通省も、契約内容やリスクを十分理解したうえで契約するよう注意を呼びかけています。

また、会社によっては賃貸管理や収支管理に加え、提携税理士による税務・確定申告のサポートを提供している場合もあります。自分に必要なサービスが含まれているかも確認しましょう。

複数の不動産会社を比較する

最初に相談した会社だけで判断せず、複数の不動産会社から提案を受けて比較することが大切です。同じような物件でも、会社によって提案内容や管理体制、アフターサポートは異なります。

比較する際は、物件価格や利回りだけでなく、想定家賃の根拠、管理費や修繕費、ローン条件、購入後のサポート内容なども確認しましょう。また、契約前には重要事項説明や契約内容を十分に確認し、不明な点を解消しておくことが重要です。

自分に合った不動産会社を選ぶことが、長期的に安心して運用を続けるうえで欠かせません。

不動産投資のリスクと対策

不動産投資は、空室や修繕費、金利上昇、価格下落などによって、想定していた収益を得られなくなることがあります。特にローンを利用する場合は、家賃収入が減少しても返済や維持費が発生するため、投資を始める前にリスクを把握し、対策を考えておくことが大切です。

空室・家賃滞納リスク

空室になると、その期間は家賃収入を得られない一方、ローン返済や管理費、固定資産税などの支出は継続します。空室リスクを抑えるには、購入前に賃貸需要を十分に確認することが重要です。

最寄り駅からの距離や生活利便性に加え、ターゲット層や競合物件、周辺の家賃相場も確認しましょう。また、購入後も周辺相場に応じた家賃の見直しや設備更新を行い、物件の競争力を維持することが大切です。

家賃滞納への対策としては、適切な入居審査に加え、家賃債務保証会社の利用も有効です。国土交通省は家賃債務保証業者の登録制度を設けており、保証内容や適用条件を確認したうえで活用すると安心です。

修繕リスク

建物や設備は時間とともに劣化するため、設備交換や原状回復、建物全体の修繕など、継続的な費用が発生します。

区分マンションでは修繕積立金が徴収されますが、積立額が不十分だと将来的に値上げや一時金の徴収が行われる可能性があります。国土交通省は、既存マンションの長期修繕計画について、2回の大規模修繕工事を含む30年以上を計画期間とする見直しを行っています。購入前に長期修繕計画や積立金の状況を確認しておきましょう。

一棟物件では修繕費をオーナーが負担するため、将来必要になる修繕を見込んで資金を確保しておく必要があります。購入時の利回りだけで判断せず、将来の修繕費や維持管理費まで含めた長期的な収支計画を立てることが重要です。

金利変動リスク

変動金利でローンを借りている場合、金利が上昇すると返済額が増えたり、元金の減り方が遅くなったりする可能性があります。家賃収入が変わらないまま返済負担が増えると、キャッシュフローが悪化することもあります。

日本銀行は、政策金利などの市場環境を踏まえて金融機関が貸出金利を設定しているとしています。そのため、将来の金利上昇も想定し、無理なく返済を続けられる資金計画を立てることが重要です。

対策としては、変動金利と固定金利の特徴を比較したうえで、自分に合った借入条件を選びましょう。また、金利上昇を織り込んだ収支シミュレーションを行い、手元資金にも余裕を持たせておくことが大切です。

価格下落リスク・出口戦略

国土交通省の不動産価格指数でも、住宅やマンションの価格は市場環境によって変動しており、常に上昇するわけではありません。価格下落リスクに備えるには、購入時から出口戦略を考えておくことが重要です。

周辺の取引価格や賃貸需要、人口動態などを確認し、将来的にも需要が見込める立地を選びましょう。購入時の価格だけでなく、築年数が経過した後の売却価格や売却にかかる費用まで含めて投資判断を行うことが大切です。

不動産投資初心者がよくある疑問Q&A

最後に、不動産投資を検討する際によく聞かれる質問に、簡単にお答えします。

会社員でも不動産投資はできますか?

はい、会社員でも不動産投資は可能です。融資審査では、年収だけでなく勤務先や勤続年数、自己資金、借入状況、物件の収益性などが総合的に判断されます。

管理会社に運営を委託すれば、本業と両立しながら運用することもできます。ただし、無理のない資金計画を立てたうえで始めることが重要です。

ローンを使わずに不動産投資をすることはできますか?

はい、自己資金だけで物件を購入することも可能です。ただし、まとまった資金が必要になります。

一方、融資を利用すれば自己資金以上の物件を購入できますが、毎月の返済が発生します。空室や家賃下落があっても返済を続けられるよう、「借りられる金額」ではなく「無理なく返済できる金額」を基準に借入額を決めましょう。

不動産投資とJ-REIT・クラウドファンディングは何が違いますか?

現物不動産投資は、不動産を所有して家賃収入や売却益を得る方法です。融資を活用して資産規模を拡大できる点も特徴です。

一方、J-REITや不動産クラウドファンディングは、不動産に間接的に投資する方法で、少額から始められます。ただし、現物を所有しないため、融資を活用した運用はできません。

まとめ

不動産投資には、区分マンションや一棟物件などの現物不動産投資のほか、J-REITや不動産クラウドファンディングのように少額から始められる方法もあります。長期的な資産形成を目指すのであれば、現物不動産投資が本命の選択肢です。

現物不動産投資には空室や金利上昇などのリスクも伴うため、本記事で紹介した基礎知識やリスクを踏まえたうえで、自分に合った物件と信頼できる不動産会社を見つけることが、長期的な資産形成への第一歩となります。

【参考資料】
■国土交通省「「サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン」」
https://www.mlit.go.jp/report/press/tochi_fudousan_kensetsugyo16_hh_000001_00004.html
■国土交通省「「長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」及び 「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」の見直しについて」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000206.html

監修者
FPヤマネー(yamony)

資格:2級FP技能士・日商簿記2級・宅地建物取引

建築学科を卒業後、建設会社での実務を経て不動産業界に転身。
「お金のことは難しい」「誰に相談すればいいかわからない」といった不安や疑問に応えていきたいという思いから、FPとしての活動を開始。これまで培った知見と経験を活かし、「できるだけわかりやすく」「今日から実践できる」お金の情報提供を心がけています。

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