COLUMN

不動産投資コラム

竹ノ塚駅の住みやすさは?交通・買い物環境と再開発を解説

東京都足立区の北部にある竹ノ塚は、かつて「開かずの踏切」で街が二つに分かれていた駅です。2022年3月の鉄道高架化で踏切が解消され、現在は東口の再開発計画も動き出しています。

昔ながらの商店街が残る下町の暮らしやすさと、変わりゆく駅前。この記事では、交通アクセス、買い物環境、再開発計画を紹介します。

この記事は、次のような方におすすめです。

  • 都心方面へ乗り換えなしで通勤したい方
  • 仕事帰りに買い物を済ませやすい街を探している方
  • 再開発で変わっていく駅前を、住む前に知っておきたい方

歴史や自然、地域イベントが身近にある足立区

東京都23区の北東部に位置する足立区は、隅田川と荒川に挟まれた地域と、荒川以北の広い地域に大きく分けられます。

住宅地や商業地が広がる一方、昔ながらの街並みも残るなど、特色のある区です。その中には、歴史・自然・文化の3つがそろった魅力が存在します。

まず、西新井大師は、天長3年(826年)に弘法大師によって開かれたと伝えられる寺院です。初詣や毎月21日の縁日には多くの人が訪れ、門前町の風情も残っています。

西新井大師

自然を感じたいときには、約65ha(東京ドーム約14個分)の広さを誇る都立舎人公園がおすすめです。水鳥が見られる大池や、事前予約制のバーベキュー広場、遊具広場「冒険の丘」などがあり、家族でさまざまな楽しみ方ができます。春には約1,000本の桜が園内を彩り、お花見も楽しめます。

舎人公園

また、足立区を代表するイベントの一つが「足立の花火」です。現在は5月に開催されており、約1時間で13,000発もの花火が打ち上がる大規模なイベントで、毎年多くの人に親しまれています。

足立の花火

このように、足立区には歴史ある寺院や自然豊かな公園、地域に親しまれるイベントがあり、暮らしの中でさまざまな魅力に触れられます。

交通利便性と利用者数に注目したい「竹ノ塚駅」

最寄り駅は「竹ノ塚」駅です。

竹ノ塚駅には東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)が乗り入れており、東京メトロ日比谷線への直通運転も利用できます。都心方面へのアクセスに便利な一方、停車するのは各駅停車のみとなっています。

【竹ノ塚駅から主要駅への所要時間】

  • 北千住駅:通勤時13分(直通)
  • 上野駅:通勤時24分(直通)
  • 秋葉原駅:通勤時28分(直通)
  • 大手町駅:38分

特に北千住駅へは直通でアクセスでき、北千住駅では東京メトロやJR線、つくばエクスプレスなどへの乗り換えが可能です。また、日比谷線直通列車を利用すれば、上野や秋葉原などへ乗り換えなしでアクセスできます。列車や時間帯によって直通先や所要時間が異なるため、利用する時間帯に合わせて確認しておくとよいでしょう。

竹ノ塚駅は利用者数も多く、足立区内では北千住駅、綾瀬駅に次ぐ規模です。乗降客数は約6.5万人(令和5年度)にのぼり、駅周辺の交通拠点として多くの人に利用されています。

個性豊かな商業施設が充実。買い物に困らない竹ノ塚の暮らし

ここからは、日々の暮らしに欠かせない買い物環境や商業施設に注目し、竹ノ塚エリアの住みやすさを見ていきます。

商店街から大型商業施設まで、駅周辺に揃う買い物環境

駅周辺には、竹の塚一番街商店街・カリンロード商店会・四季通り商店会・ニコニコ通り商店会など、いくつもの商店街が広がり、下町らしい賑わいのある街並みが形成されています。

竹ノ塚|2023年12月9日|出没!アド街ック天国:テレビ東京

それに加えて、駅前の商業施設「EQUiA竹ノ塚」にはスターバックスコーヒーやドラッグストア、飲食チェーンなどが揃い、日常の買い物や外食に便利です。

さらに、駅周辺には西友やイオンスタイル竹の塚などのスーパーもあり、日常の食料品や生活用品の買い物にも便利です。

平日に自炊や買い出しの時間を確保しにくい単身者でも、仕事帰りに食料品や日用品の買い物を済ませやすく、一人暮らしの人にとっても便利な環境といえます。

EQUiA(エキア)竹ノ塚
(2026年9月時点、25店舗)

足立区のエリアデザインで進む竹の塚のまちづくり

足立区では、7つのエリアで「エリアデザイン」と呼ばれるまちづくりを進めています。それぞれの地域の特徴や魅力を生かしながら、将来のまちの姿を描き、地域の活性化につなげる取り組みです。竹の塚もその対象エリアの一つとして、駅周辺を中心にまちづくりが進められています。

出所:足立区

「開かずの踏切」解消から始まった、竹ノ塚のまちづくり

竹ノ塚駅周辺では、2022年3月に鉄道の高架化が行われ、長年の課題だった「開かずの踏切」が解消されました。その後、2024年3月には連続立体交差事業が完了し、駅周辺の交通環境が改善しています。現在は、高架化後の駅周辺整備に加え、東口の再開発計画も進められています。

出所:マイナビニュース

竹ノ塚駅東口で進む大規模再開発計画

ここでは、今後の竹ノ塚の街並みに影響する東口再開発の内容を見ていきます。東口再開発では、足立区・UR都市機構・東武鉄道が連携し、それぞれの役割を担いながら事業を進める計画です。

区議会に提出された資料でも、この基本協定の締結を踏まえて2026年度中の都市計画決定を目指す方針が確認されています。

出所:足立区

計画では、東口駅前広場、UR竹の塚第三団地1〜3号棟、東武鉄道商業ビルを含む約1.3haの区域を対象に、商業・住宅・公共施設などを備えた複合施設の建設と、駅前広場の再整備を進める方針です。

【建物計画案】

  • 施設建築敷地:「上図の配置図等」の青色破線
  • 敷地面積:約5,000㎡
  • 施設建築物:地下1階、地上13階
  • 延床面積:約20,400㎡
出所:足立区

2026年度末の都市計画決定・告示を目指しており、事業完了は2035年度末の予定です。今後、都市計画や事業認可などの手続きを経て、整備が進められる見通しです。

出所:足立区

目指す街の姿:人が主役のまちづくり

「住み続けたい」と思う人や「まちへの愛着」「人に勧めたい」といったプラスイメージを持つ人を増やすため、地域に根ざした「まち育て」や「活動づくり」により、地域に住み暮らす人が主役となるまちづくりに取り組みます。

その実現に向けて、竹の塚は次の3つの価値を持つまちを目指します。

  1. 人中心の駅前空間づくり
    歩行者を優先し、誰もが安心して滞留できる駅前広場空間を創出します。
  2. 目的地となる拠点づくり・活動づくり
    区有地や高架下等の遊休地を活用し、人が集まり活動する新たな拠点を育てます。
  3. 歩行者と自転車が共存する環境づくり
    歩行者と自転車のネットワークを整備し、安全で快適な移動環境を実現します。

これら3つの取り組みは、それぞれ単独で完結するものではなく、行政と住民が一緒に育てていく「未来のまちの設計図」の一部です。こうした取り組みを通じて、駅周辺の利便性や街の魅力がどのように変化していくか、今後の動向が注目されます。不動産の購入を検討する際にも、再開発の進捗や周辺環境の変化を確認しておきたいところです。

出所:足立区

まとめ:交通・買い物環境と再開発が進む竹ノ塚

竹ノ塚エリアは、交通利便性や買い物環境に加え、駅周辺の整備が進められている地域です。

  • 竹ノ塚駅からは東武スカイツリーラインや日比谷線直通列車を利用でき、都心方面へアクセスしやすい
  • 駅周辺には商店街やスーパー、飲食店などが集まり、日常の買い物に便利
  • 竹ノ塚駅周辺では、高架化に続いて駅前広場や東口の再開発計画が進められている
  • 東口では商業・住宅・公共施設などを備えた複合施設の整備が計画されている

交通や買い物の利便性に加え、これから駅前がどう変わるのか。現在の街の特徴と今後のまちづくりをあわせて見ることで、竹ノ塚の魅力がより具体的に見えてきます。

【参考資料】
■足立区「運輸(鉄道一日平均乗降客数、バス一日平均運行状況など)」
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kuse/ku/aramashi/r06suji.html
■足立区「竹の塚エリアデザイン」
https://www.city.adachi.tokyo.jp/sesaku/20141106senryaku_keikaku/takenozuka.html
■号外NET足立区について
https://adachi.goguynet.jp/2024/06/12/equia-takenotsuka-south-area/#goog_rewarded
■流通ニュース「東武鉄道/竹ノ塚駅の高架下に商業施設、25店舗オープン」
https://www.ryutsuu.biz/store/p051017.html
■EQUiA(エキア)竹ノ塚
https://www.tobu-equia.com/takenotsuka/
■建設通信新聞「【足立区、UR、東武鉄道】26年度末に都計決定、竹ノ塚駅東口 10年後の事業完了目指す」
https://www.kensetsunews.com/sokuho/1255997
■足立区「竹ノ塚駅周辺地区のまちづくり」
https://www.city.adachi.tokyo.jp/machizukuri/takenotsukaeki.html

監修者
FPヤマネー(yamony)

資格:2級FP技能士・日商簿記2級・宅地建物取引

建築学科を卒業後、建設会社での実務を経て不動産業界に転身。
「お金のことは難しい」「誰に相談すればいいかわからない」といった不安や疑問に応えていきたいという思いから、FPとしての活動を開始。これまで培った知見と経験を活かし、「できるだけわかりやすく」「今日から実践できる」お金の情報提供を心がけています。

note

ピックアップ記事